日本の焼きものの代名詞のように使われる「せともの」の語源となった瀬戸焼。その歴史をたどると平安時代にまでさかのぼります。瀬戸は、施釉(釉薬をかけて焼いてあること)の陶器を、日本で最初に生産した土地でした。
良質の粘土が採れる風土を背景に、瀬戸で磁器生産が盛んになったのは江戸時代後期。明治期に入ると、せとものは海外の万国博覧会で高い評価を受け、欧米各国に輸出されるようになりました。それによって瀬戸ではさまざまな技術革新が推進され、徐々に大量生産体制を確立。「陶都瀬戸」の名は揺るぎないものにしました。
春暁陶器の創業は、明治27年。初代・加藤徳次朗は「春暁」と号し、茶道具を造る陶芸作家として活動を開始しました。その後、二代目・加藤鳳来が日用の和食器製造へと業態転換。1950年代からはアメリカ向けに「ストーンウェア」の生産も始め、和食器・洋食器を問わず、あらゆる顧客からの注文に応えるかたちで、ものづくりを進化させてきました。
そして三代目・加藤恒彦が1970年代に耐熱陶磁器を、1980年代にクリストバライト強化磁器を開発。現在、瀬戸市内でも陶磁器メーカーが減少を続ける中、春暁陶器は「あたらしい瀬戸へ」を合言葉に、産地の未来を見据えた挑戦を続けています。
春暁陶器は、これまで国内外のさまざまなお客様のニーズに応えて進化を続けてきました。「丈夫で、軽くて、美しい」というニーズをハイレベルで叶えたクリストバライト強化磁器は、まさにそんなチャレンジのたまものです。
完全オートメーションで大量生産されるうつわにはない付加価値を求め、土練から成型、絵付け、焼成、検品まであらゆる工程に職人の目と手をかけるのが春暁陶器のスタイル。これからもお客様の期待を超えるクオリティをめざし、妥協のないものづくりを続けていきます。
長らく業務用食器としてハードな現場で鍛えられてきた春暁陶器。 料理を食べる人はもちろんのこと、調理する人やサービスを提供する人など「使うプロ」の安全や利便性にもしっかりこだわっています。
また陶磁器工場としては数少ないJIS規格認定工場で、徹底した品質管理のもと、お客様に対しても、工場スタッフに対しても、地域環境に対しても責任あるものづくりを行っています。
当社は明治27年創業、約130年の歴史をもつ陶磁器メーカーです。
昭和の高度経済成長期には、アメリカのホテル・レストランのニーズに応えて、耐熱陶器や強化磁器など新技術開発に尽力。現在、その技術力を基盤に、大量生産と少量生産のあいだをゆく丁寧なものづくりを行なっています。
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愛知県瀬戸市品野町1丁目94番地
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